初心者の上手な写真の撮り方
実は私、こう見えても1994年に「ダイビングワールド誌第2回水中ビデオコンテスト」で準グランプリをいただいております。今となっては過去の栄光です。ビデオのことは多少自信があるのですがスチールに関しては素人同然です。ちなみにカメラ歴は「写るんです」が入るハウジング「潜るんです」からはじまりその当時('92年)水中写真と言ったらコレしかないと言うことでニコノスV&SB-103を勢い勇んで購入。その後、フィルム1本でイヤになり売ってしまいました。なぜか?写してから現像に出して仕上がりを見ると「ファインダーと全然違う!」(当たり前)ピンぼけばっかり・・・。それで挫折してそれからビデオ一筋です。ビデオはファインダー見たまんまです。このページで使っている水中写真は全てビデオからの取り込みですのであまりキレイではありません。(このサイズで勘弁して下さい。)あと本文と水中写真とはほとんど関係ありませんのでご了承下さい。
 水中での撮影手順って言うヤツはビデオだろうがスチールだろうがデジカメだろうがあまり変わりません。このページは水中写真を撮る時の注意点やアドバイスをあきもとなりに集めてみました。
皆さんの撮影時の参考になれば幸いです。
私の記念すべき第一号機
アンヒビコv-99
今は無きスバテックのライト。何とバルブ交換で50W,
100W,180Wの切換可能。
総重量20kg超でした。重っ!
撮影機材編 ・カメラの機能を把握しましょう。
 取説は穴が空くまで。すごくイイ機能が見つかるハズ。(特にデジカメ)
 あとは普段でもビシバシ撮影してカメラに慣れておきましょう。

・自分のカメラの最短距離を把握しましょう。
 ワイド端、ズーム時の最短距離(被写体から一番近くでピントが合う距離)は違うので頭に入れておきましょうね。

・ワイドレンズ、マクロレンズの特性を理解しましょう。
 上記のレンズを使用した際にも最短距離は変化します。陸上で使ってみましょう。コレも頭に入れておいてね。

・ワイドレンズ装着時、ズームはなるべく使わないようにしましょう。
 どうしてワイドレンズを使うのか考えてみてね。ズームすると画面の四隅が黒くなるカモ。(ケラレって言います。)

・ハウジングのグリスはつけすぎないように。砂を呼んじゃいますよ。
 ハウジングの大きさにもよりますがデジカメだったら米粒程度で十分です。

・ハウジングのふたを閉める前にOリングに異物がないか目で確認しましょう。
 ふたを閉めてからも何か挟まっていないか確認しましょうね。特にシリカゲルが怪しい(重要参考物)かも。

・スナッピーコイル等でBCに繋ぎましょう。
 両手が使えるし、流しちゃうことも無いです。ハウジング付属のストラップで手首につける方法はオススメしません。
それでカメラを流した人、何人も知ってます。(ToT)あとレギのホースにまとわりつきます。

・バッテリー、テープ、メモリの交換は余裕を持って。
 換えてない時に限って・・・って良くある話です。

スミレナガハナダイ
結構ファンが多かったりします。
イソギンチャクモエビ
シッポフリフリかわいいです
太陽の位置も考えて。
ゴールドスペックジョーフィッシュ
クローズアップレンズ使用
水中編 ・ファインダーを覗く前に浮力調整をして体を安定させましょう。
 コレ鉄則。コレが出来なくてイイ写真は絶対に撮れません。呼吸も安定させて下さいね。
 呼吸は基本に忠実に「深く、大きく、ゆっくりと」。
 あと、フィンをバタバタしちゃうと砂が巻上がってキレイな写真が撮れません。ソフトランディングで。

・出来るだけ寄りましょう。臆病な魚にはソォーッと匍匐前進で近づきましょう。
 被写体から距離があればあるだけ「水」というフィルターが厚くなっていきます。寄れば寄るだけシャープに撮れますよ。
 いきなり近づくとびっくりして穴に入ったり逃げちゃうかも。追いかけると魚のシッポしか写りません。
 寄る場合は始めに息を吐いてゆっくり吸いながら近づきましょう。排気は静かに。あと動作もゆっくりと。

・手ぶれしないようにシャッターはソォーッと押してね。ピントは目に合わせましょう。
 落ち着いてシャッターを押しましょう。ココまで来たら気分はまさにゴルゴ13。「俺の後ろに立つな。」って感じです。

・魚と同じ目線に。もしくは魚にカメラ目線をしてもらうように。
 チョット難しいかな。出来れば魚の表情がわかって楽しく写せるかも。

・いろいろな角度から、引いたり寄ったりして撮ってみましょう。
 大きく撮ればイイって言うもんじゃありません。構図にバリエーションが出てきます。
 ワイドレンズを使う場合には太陽の位置も気にした方がいいかも。

・外部ストロボを使用する場合、スイッチ、ストロボ角度を確認しましょう。
 イイ感じで撮れたけど真っ黒とかストロボがへんてこりんな方向とか良くある話。チェックを怠りなく。
 魚がストロボやライトを嫌ったら角度を変えてみましょう。

クマドリイザリウオ
ハタタテハゼのペア
正面顔のナポレオン。
マンタ、マンタ、マンタ!
ビデオ編 ・最低1カット15秒は撮りましょう。
 欲を言えばスタート10秒フィックス〜パン,
ドリーorフィックス〜10秒フィックス〜ストップが理想です。

・パンする場合はキツイ体勢から楽な体勢になるようにすると画面が安定します。
 ファインダーを覗いていない方の目も開けておきましょう。周りが見えるのでビデオチャンスも逃しません。

・スタンバイ時(何も撮っていないとき)のズームはワイド側にしておきましょう。
 とっさのチャンスにすぐ撮影できます。多少ブレても使える画が撮れるかも。

・フィルターとライトは一緒に使わないでね。
 赤っぽい画になります。フィルターは水面近くでも赤っぽくなるのでファインダーで色合いを確認して必要なければ外してね。

意外と難しい半水面。
フウセンクラゲ。
ご存じ。クリオネ。
海の風景編 ・水平線はあくまでも「水平」に。
 ナナメってると気持ち悪いし、水平線ではなくなっちゃいます。

・ハウジングのまま撮影する場合はポート面の水滴を拭きましょう。
 わたしはポートに「ガラコ」を塗ってます。何もしなくても水を弾いてくれます。

・なるべくボートの上や屋外でハウジングを開けないようにしましょう。
 開けると結露したり曇ったり水滴が入る事があります。

羅臼ローソク岩ポイント
国後島と夕日。
マナー編 ・撮影に夢中でファインダーしか見ていない人が多いです。周りに気を配りましょう。
 撮影に夢中になっていると置いてきぼりになるかも。目はファインダーでも耳は周りに集中しましょう。
 撮影に夢中でエア切れや減圧無視なんてもってのほか。とっても恥ずかしくて顔から火が出るだけならまだしもキケンです。
 足下で撮影している人がいるかも。バタバタしちゃいけません。
 撮影終わったからといってその場をケチらすのはもってのほか。そこの生物、他の人のことも考えましょう。
 撮影が終わるのを待っている人がいるかも知れません。1カット撮ったら周りも見ましょう。
 被写体の独り占めは禁物。譲り合いの精神で。
 魚、生物にダメージを与えないように。
ゴマちゃんのウインク。
超上級編 ・殺気を消しましょう。
 「カメラ持ってないと魚は逃げないし良く寄れるんだよなぁ〜。」って良く聞きます。無心の境地で・・・・・・・・って無理です。(^^;
ジンベイザメと私。'94年。
 

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